スペイン留学体験記 ¡Hola!サラマンカ

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スペインのたばこ事情

皆さん、こんにちは!
ヨーロッパといえば日本と比べて、歩きたばこをする人が多い、吸い殻のポイ捨てが多い、分煙が進んでいないなどのたばこに関する悪いイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本では若者のたばこ離れなんて言葉もありますが、スペインはどうなのか、吸っていい場所ダメな場所、日本ではあまり見かけない珍しいたばこなど、今回はたばこ事情についてご紹介します!

街中での喫煙
実際にスペインで生活してみて感じることは歩きたばこをする人が多いということです。サラマンカ大学は旧市街の街中にいくつかの学部のキャンパスが街並みに溶け込む形で点在しています。授業の休み時間は建物の外で一服する生徒の姿をよく見かけます。

歩きたばこが多いということはポイ捨ても多いのでは...と思いますが、街はとっても綺麗なんです。その理由はサラマンカが観光都市であり、清掃がとてもこまめに行われているからではないでしょうか。
街中には数十メートル間隔でごみ箱が設置されており、清掃員の方を一日に何度も見かけます。

また私が少し驚いたのは、街に設置されたごみ箱の蓋の部分に少し凹凸がついており、それで火を消してたばこをごみ箱に捨てる人が結構いることです。火事にならないのかと少し心配にもなりますが、灰皿が無くてもごみ箱に吸殻を捨てられます。(ゴミ箱を灰皿代わりにするのが正しい使い方なのかはわかりかねますが…)個人的にはポイ捨て防止になり、いいシステムだと感じました。

では実際の喫煙率はどうなのでしょうか。ヨーロッパでは日本に比べて喫煙率が高いイメージ持っている方が多いかもしれません。実際にはスペインの喫煙率は23%ほどで、日本の喫煙率は19%ほど。あまり劇的な差はないように感じます。

日本では近年、教育機関での禁煙や路上喫煙の禁止が進んでおり、スペインに比べて気軽に喫煙できる場所が減ってきているように思います。また、スペインも日本同様に喫煙率は減少傾向で、喫煙できるのは日本より2歳若い18歳からです。

飲食店では
スペインといえば外飲みの文化ですよね。ビール片手に美味しいタパスを楽しむ時間は最高です。そのような Bar では喫煙できるのでしょうか。スペインでも分煙や禁煙の動きは広がっており、飲食店の店内は基本的に禁煙です。また、テラス席でも以前は喫煙することが出来ましたが、現在は喫煙する際は席を立ち少し離れたところで吸う必要があります。

ここからは、実際に留学している私がスペインで見た少し変わったたばこや、いろいろなものが購入できるスペインのたばこ屋についてご紹介します。

手巻きたばこ
喫煙者の4分の1はこれなんじゃないかと思うぐらい、スペインでメジャーなのが手巻きたばこです。日本でも最近はアイコスばかりで紙たばこを吸う人がどんどん減っている印象だったので初めて見た時は少し驚きました。どうせ、ダンディーなイケおじが吸うんでしょ?と思うかもしれませんが、イケおじだけではありません!若者からお年寄りまで、幅広い年代で愛用されています。大学生が帰り道に歩きながら手慣れた手つきで手巻きたばこを巻き巻きして、吸っている姿をよく見かけます。喫煙者の方は一度試したくなるのではないでしょうか。

スペインのたばこ屋
Estanco と呼ばれるスペインのたばこ屋さんには、たいていの場合、たばこだけでなく切手や飲料、ちょっとしたスナックなどが売られています。キヨスクみたいな感じですね。街中にあるたばこ屋の数も多く、地図を見なくても少し歩けば見つかります。
また、たいていのたばこ屋はシーシャも販売しています。家でシーシャを吸う人も多いようで、様々な種類がありますよ。

さて、ここまでたばこ事情についてご紹介しました。この記事は喫煙を推奨するものではありませんが、海外に行くとやはり日本とは違ったたばこ文化があり、それを楽しむのもひとつのいい経験になるかもしれません。


最後に、私がちょっと驚いた話をします。それはマリファナを吸う人が意外と多いということです。スペインの大麻に関する法律はややこしく、個人的な使用目的であれば所持していても合法らしいのです。しかし、売買に関してはほとんどの場合違法です。なので、購入すること自体は簡単ではありませんが周りに所持している人がいてもおかしくありません。また、売買が行われる地域は治安が悪い場合がほとんどです。

留学生活は日本の生活とは違う様々な楽しいことがあります。それらをめいっぱい楽しむためにも、自己判断をしっかりすること危機管理をしっかりすることがとても大切だと思います。

以上が、個人的な見解にはなりますが、スペインのたばこ事情でした!
あなたの留学が実りあるものとなりますように...また次回の記事でお会いしましょう!!