スペイン留学体験記 ¡Hola!サラマンカ

現在スペインのサラマンカ大学に留学中の大学生が留学に役立つ情報を絶賛配信中です!

家の探し方 ピソ編

こんにちは。こちらの記事では私の実体験に基づいて、留学中に住む家の探し方についてご紹介します。

①住居形態を決める

スペイン留学中の住居は大きく3パターン、①ホームステイ、②寮、③ピソがあり、その中で私は③ピソに住むことにしました。ピソ(piso)というのはスペインで一般的なシェアアパートのことです。ピソを選んだ最大の理由は「家賃が安いから」 。これに尽きます。ホームステイや寮に比べると格段に安いです。実際ピソに住んでみて感じたメリットやデメリットについては後述します。またホームステイや寮については他の記事で改めてご紹介する予定ですので、ぜひそちらもご覧ください。

②家探しを始める時期の目安

私はだいたい出国2か月前くらいに始めました。出国1か月前までには契約が完了し特に不便なく進んだので、ピソの場合はこれくらいが目安かと。寮やホームステイの場合はもう少し早めのほうがいいかもしれません。


③ピソの探し方

私はUniplacesというサイトで探しました。
https://www.uniplaces.com/?upl_source=adwords_search_prospecting_demand&upl_medium=xx_global_english&upl_campaign=adwords_search_prospecting_demand-xx_global_english-xx_brand&upl_content=Branding_Single&upl_term=uniplaces&gclid=CjwKCAiAsNKQBhAPEiwAB-I5zYV0qCjFD62wvRG3oHR3Nsn_1pTXwth7rB3VvMgJOaxZVOxUiKA1uxoCEzIQAvD_BwE


虫眼鏡🔍マークのところにSalamancaと入力し、だいたいの希望の入居日を入力します。このUniplacesで家を探すコツをいくつかご紹介

☆大家さんの信頼度

実績のある大家さんにはTrusted landroadマークがついています。また、返信の速度や確率(Replies in ○○ hours, reponse rate)なども確認しましょう。返信が遅いと家探しが滞ります。

☆家賃相場

ピソの価格帯は300-400€くらいが理想だと思います。私は250€くらいの部屋を見つけて安いじゃーん!とそこに決めたのですが、行ってみると光の当たらない、物置のような小部屋で絶望しました。今はルームメイトが引越したタイミングで同じピソのより大きく窓もある他の部屋に移り、人間らしい生活を送ることができています。今の家賃が320€くらいなのでそれくらいがいいかな、と思います。

☆場所

住所が載っているので、Googleマップなどで位置を確認しましょう。サラマンカにメトロのようなものはありませんので、基本徒歩(かバス)での移動になります。街の中心にある広場、Plaza Mayorから徒歩10分圏内がオススメです。また、サラマンカ大学は各学部棟が市内に転々と存在するので、学部留学の場合は自分の通う学部の位置と家までの距離もチェックしておきましょう。遠いと朝授業に行くのが辛いです。

☆人数とバスルームの数について

私は今自分含めて5人でシェアしているのですが、常にガヤガヤしていて少しストレスです。3人くらいが理想なんじゃないかと。キッチンも1つしかないので使いたいときに思い切り使えません。バスルームも2つですが、ヨーロッパの人は浴槽に浸からないどころか毎日シャワー浴びないので、意外と不便はしないです。

☆その他(フィルターの活用)

・私は一応Females only(女性専用)で探しました。男女でシェアするなんてテ○スハウスかな?て感じですが、こっちではそんなに気にしないようですね。女性専用にすると一気に候補が減り、家探しが難航しました。

・Bills included(光熱費込)のピソにするのがおすすめです。光熱費込ではない場合毎月の光熱費を割り勘するのですが、そのときにルームメイト同士で揉める可能性があります。普段の生活でも少しでも節約しようとお互いピリピリしてしまうので、あまりオススメしません。

・Landlord doesn't live in the propertyというフィルターをかければ大家さんが同居していない家が検索されます。実は結構大家さん(だいたいおばちゃん)がそこにルームメイトとして住んでいるピソが多くて、その場合シェアハウスとホームステイの中間のような感じになるようです。追加料金で食事提供してくれたりするところもあるそう。私は大家さんは別のところに住んでいて、学生5人でシェアしています。


私はUniplacesを使いましたが、Idealistaというサイトも有名です。
https://www.idealista.com/

おそらくこっちのほうが物件数が多いのですが、もう入居が決まっている物件がいまだに掲載されていることなどがあるようです。

④契約と入居

契約については、大家さんからpdfで契約書が送られてきて、ここにサインだけして送り返してほしいと言われました。私はそれを印刷してサインして、またそれをスキャンしてpdf化してメールで送りました。
大家さんからおそらくWhatsApp(ヨーロッパでメジャーなSNS)の番号が送られてくると思うので、何か気になることがあれば気軽にWhatsAppを通して質問してみていいと思います。
また出国日が近づいてきたら、初日の指示を仰ぎましょう。私の場合はサラマンカのバス停まで迎えに来てくれました。車でピソに行き、部屋まで案内して頂いて、簡単に説明を受けそのまま入居、という感じでした。

⑤ピソのメリットとデメリット

今ピソに住んで5ヶ月ほど経ちましたが、実際住んでみて感じたメリットとデメリットを挙げていきます

メリット

・やはり安い。これが一番大きいです。旅行など他のことにお金を使えます。

・安心感のある一人暮らしができる。元々日本でも一人暮らしだったので、ホームステイなど、家族に入り込んで暮らすのはきついかなと思っていました。ピソだと一人部屋で基本自由にできるのでいいです。また完全に一人暮らしではなくルームメイトが常にいるので、異国の地でも寂しさや不安をあまり感じないです。
・ルームメイトと交流できる。寮だと他の寮生とあまり関わらないそうなので、人と一緒に住むピソでは無条件に関わることができていいと思いました。

デメリット
・ルームメイトとのトラブル
私は直接的なトラブルを経験したわけではないのですが、掃除や必需品の買い足し、ごみ捨てなどを全くせず全て人任せにするルームメイトがいて困りました。騒音も酷く、シャワー時に爆音で音楽をかけたり、共用スペースで彼氏とずっとキスしていてそのリップ音が聞こえてきたりするのが嫌でした。また、あまり深く関わろうとせず、挨拶のみの関係になってしまい少し残念でした。
下半期から、ルームメイトがごっそり入れ替わり、皆とても仲が良く、積極的に交流し合うようになりました。よくキッチンでわいわい集まっているのですが、私は中々ヨーロッパの人たちの輪に入れず、部屋で1人様子を伺っているなんてこともあります(コミュ障発揮)。国際交流は留学の醍醐味でもありますが、私のように人との交流に体力を使う方、家の中くらいはなんにも考えずゆっくりしたいなあという方には、一人部屋の寮をオススメします。

ちなみに。。。もしどうしても合わない場合は引越しも可能です(ピソ↔別のピソだけでなくピソ↔寮、ホームステイなど)。実際、知り合いの何人もが1年間の留学で家を変えています。引越しという選択肢があることも頭に入れて、あまり考えすぎず、気楽にピソを探しましょう!


以上、ピソの探し方でした!
自分に合ったピソを見つけて、快適な留学生活を送りましょう^^
前述しましたが、寮やホームステイについては後々記事にいたしますので、そちらもぜひチェックしてくださいね。