スペイン留学体験記 ¡Hola!サラマンカ

現在スペインのサラマンカ大学に留学中の大学生が留学に役立つ情報を絶賛配信中です!

スペインにおける時間の感覚

こんにちは。今回はスペインにおける時間の感覚についてご紹介します!
他国に比べて日照時間の長いスペインは習慣や生活時間が少し特殊です。スペインに来てすぐは時間の感覚や習慣の違いに少し戸惑うかもしれません。
是非、以下を参考にしてみてください^^

シエスタ

ご存じの方も多い通りスペインにはシエスタと呼ばれる習慣があります。シエスタといえば昼寝を思い浮かべるかもしれませんが、実はお昼の休憩時間自体をシエスタと呼びます。
時間はだいたい14時頃から17時頃にかけてで、この時間、商店、企業、役所など飲食店を除くのほとんどの店は休業となります。多くの人は一度帰宅し家族とゆっくりとランチをしたり仮眠をとるなど自由に過ごします。
シエスタを終えると再び学校や職場に戻り、20時から21時ごろまで働きます。ですので、シエスタがあるからといって労働時間そのものは他国と大きな違いがありません。


②食事時間

スペイン人は1日に5回食事をとると聞いたことはありませんか。実際のところどうなのかスペインの食事の種類について1日の時間に沿ってご紹介します。

Desayuno:朝食
朝食の時間は日本とあまり変わらず7時から8時ごろです。
スペインは夕食の時間が非常に遅いため、朝食は軽く済ませることが多く、フルーツやシリアルなどで簡単に済ませたり、コーヒーだけという人も少なくありません。
また、多くのカフェにはdesayunoのセットメニューがあります。内容は、コーヒーとオレンジジュース、トーストやクロワッサンなどのパン類が一般的です。飲み物が二つも!と私も驚きました。スペイン人にとってオレンジジュースはフルーツ的な感覚のようです。


Almuerzo:アルムエルソ
朝食と昼食の間の10時から11時ごろにアルムエルソと呼ばれる食事の時間があります。バルに行ってコーヒーにタパスをつまむ人もいれば自宅からボカディージョというバゲットに生ハムやチョリソー、チーズなどを挟んだスペイン風サンドウィッチを職場や学校に持参する人もいます。


Comida:昼食
昼食時間は14時前後が一般的で①で説明したシエスタの時間にあたります。
スペインの1日のメインとなる食事は昼食で、レストランではmenu del díaという簡単なコースメニューを楽しむことができます。内容は飲み物、前菜、メイン料理、デザートです。


Merienda:メリエンダ
昼食と夕食の間、18時から19時ごろにメリエンダと呼ばれる食事の時間があります。バルへ行ってお酒とタパスを食べる人もいれば、カフェで甘いものを食べる人もいます。


Cena:夕食
夕食の時間は一般的に21時から22時ごろにあたります。
基本的にバルは朝から夜まで1日中開いていますが、レストランは夜20時、21時ごろに開店することが多いです。また、昼食に対し夕食は比較的軽く済ませることが多く、バルでお酒とともにタパスをつまむ人もよく見かけます。この時間帯はどのバルも人であふれています。

以上がスペインの食事5種類です。ただし、5回全てをとる人はあまり多くないようで、おなかがすいたら食べるというスタイルで食事をとっている印象です。

③待ち合わせ

スペイン人は時間にルーズ。そんな印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

実際、その通りだと私は感じます。集合時間に10分から15分遅れる人がいるのは当たり前。特に大人数で集まるとき、全員が集まるのは集合時間の1時間は後になります。

ただ、もちろん中には遅れずにくる人もいるので一概に全スペイン人が時間にルーズだとは言えないのも難しいところです^^;  私個人の経験ですが、どうせ時間には集合しないだろうと予想して集合時間より10分ほど遅く到着したとき、日本人なのに時間にルーズだといじられました(笑)

スペイン人と約束をしたら約束の少し前に再度連絡をしてみるのも良策かもしれませんね。

いかがだったでしょうか。独特の時間感覚を持つスペイン。スペインで暮らしてみて、日本では慌ただしい生活を送っていたことに気が付きました。大切な時間を愛する人とおいしい食事をとりながらゆったりと過ごす、素敵な習慣ですね。

これからスペインへ来る皆さんの参考になれば幸いです^^