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サラマンカ大学交換留学 学部別おすすめ授業一覧

¡Hola! こちらの記事ではサラマンカ大学のおすすめ授業を学部別にご紹介いたします^^

履修登録をする時、授業の内容だけでなく、雰囲気やテストの難易度などもやっぱり気になりますよね…なかなか日本人留学経験者の生の声を聴ける機会はなく、選択に迷ってしまうと思います。

そんなみなさんに本日は私たち2021年交換留学生のおすすめ講義を様々な角度からご紹介します!!留学生は自分の所属学部以外にも履修できるので、ほかの学部のおすすめ講義も必見ですよ♪


☆文献学部 Facultad de Filología

文献学部のおすすめ授業は3つあります。

おすすめその①

【講義名】

Gramática para la Enseñanza ELE I

【セメスターと日時】

前期 毎週1回2時間 苗字で3グループに分けられますが、留学生は好きな曜日の好きなグループを選べるので、1番都合のいい時間のものを受けましょう。

【授業内容】 

スペイン語を外国人に教える方法について。

直接法の時制や接続法とのニュアンスの違い、SERとESTARの使い分けなどをかなり詳しく学びます。

【テストの種類】

2時間程度の筆記試験。かなりハードな試験対策が必要ですが、この勉強によって、スペイン語力が確実に上がります。先生が二人おり、ある先生の担当するグループの試験では電子辞書の使用が可能で、もう一方の先生のグループの試験では使用不可でした。履修時に確認しておくといいと思います。

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】

私が参加したほうの先生は低めの声の女の先生でした。広い教室でマイクなしで話すので、前のほうで聞いていないとかなり聞き取りづらいと思います。積極的に前方に座りましょう!

【課題の量、頻度、内容】

本気で取り組んでも2,3日かかるような課題が3回ほどと、グループで論文を書く課題が1回ありました。課題もテスト同様重たいですが、確実に自分の力になるので受ける価値はあります!!

【授業の雰囲気】

聞くだけの講義です。人数も1グループにつき50人ほどおり、気持ち的には楽です。笑いなどは起こりにくい授業だったかなと思います。

【国籍問わず留学生の多さ】

★★★

いろんな国からいろんな留学生が受けていました。日本人は日時はばらばらのものを選んでいましたが、全員受けていたと思います。

【おすすめポイント】

この説明を見て、大変そうだなと感じた方が大半でしょう(笑)実際、毎回の授業は聞くだけなので大変ではありませんが、課題と試験勉強はかなり大変です…しかし、受講者は皆この授業を通して自分のスペイン語力が大幅に上がったと感じていると思います。ハードな分得るものも大きい授業で、個人的には必ず受けるべき授業かなと思っています!!!!また、1度めの授業で聞き取れない部分やわからない部分があっても週に3回同じ授業が開講されているので最大3回聞き取りのチャンスがあります。理解できなかった時はほかの日に開講されている授業の聴講で挽回しましょう^^

おすすめその②

【講義名】

Gramática para la Enseñanza ELE II

【セメスターと日時】

前期 毎週1回2時間 苗字で3グループに分けられますが、留学生は好きな曜日の好きなグループを選べるので、1番都合のいい時間のものを受けましょう。

【授業内容】 

スペイン語を外国人に教える方法について。

先述したELE1は大きな枠組みで文法を学ぶ感じでしたが、こちらは具体的な表現ごとに直接法と接続法の使い分けを学んでいくようなイメージでした。

【テストの種類】

2時間の程度の筆記試験。こちらも、かなりハードな試験対策が必要ですが、この勉強で表現の幅が広がると思います!特に接続法に関しては苦手意識がかなり改善されました。ELE1よりも具体的な表現について学んでいくため、暗記が大切になってきます。電子辞書は使用不可です。テストではスペルミスが大きな原点となるので、しっかり暗記しましょう。

このテストに加えてグループ課題とグループ発表もあります。

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】

若いイケメンの男の先生です(笑)かなりはっきりと話してくださるので、聞き取りに困ることはあまりないかなと思います。授業中は時々笑いが起こるなど、朗らかな感じです!

【課題の量、頻度、内容】

単元ごとに練習問題が出ます。ただ正解が分かるだけでなく、なぜこの表現が正解なのかまで説明しなければいけないので時間はかかると思います。だいたい2,3週に1回くらいのペースで課題が出るというイメージだと思います。期末にはグループ課題とグループ発表の準備の宿題も出ます。

【授業の雰囲気】

朗らかです。先生のスライドも顔文字たっぷりで見ていて楽しいですが、たまに顔文字の意味を解読するのが難しい時があります(笑)基本は発言したい人が発言するスタイルです。

【国籍問わず留学生の多さ】

★★☆

ELE1よりも人数がぐっと減ることもあり、留学生は日本人のみだったような気がします。


【おすすめポイント】

ELE1で大枠の文法を掴みながらこの授業で具体的な表現ごとの接続法・直接法の使い分けが学べるので、文法の解像度が上がります。絶対に接続法しか使わない表現など、網羅的に学ぶことが出来るので接続法が苦手な方にはおすすめです!!!こちらも週3回同じ内容が開講されているので、わからなかった時は聴講で挽回できます。先生も優しくてイケメンなのでぜひ皆さん受講してみてくださいね(笑)

おすすめその③

【講義名】
Sociedades de Asia Oriental

【セメスターと日時】
後期 火曜、19:00-20:30

【授業内容】 
日本、韓国、中国、北朝鮮の社会について

【テストの種類】
マークテスト

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】
比較的ゆっくり話すので聞き取りやすいが、板書が汚すぎて解読不可です(笑)

【課題の量、頻度、内容】
A4一枚程度のレポート課題が一つ。もう一つ出たけど成績の評価対象ではなかった。

【授業の雰囲気】
基本聞くだけ。質問があれば発言する。(質問する人多い)友達出来そう!

【国籍問わず、留学生の多さ】☆3つまで評価でお願いします!
★★★
日本人の交換留学生たぶん全員いるかも!?というくらい人気の授業です。

【おすすめポイント】

東アジアの割と馴染みのある文化について学ぶので、スペイン語でも理解しやすい内容です。テストがマークテストなのも一押しです!アジア好きなスペイン人の多い学部学科ということもあり、私たち日本人を受け入れてくれている感がすごくあります!インテルカンビオにきてる友達もいたりしますよ♪

☆翻訳学部 Facultad de Traducción y Documentación

翻訳学部のおすすめ講義を1つご紹介します。

【講義名】

Traducción Directa  I : 2 lengua extranjera : Japonés

【セメスターと日時】

後期 水曜日11:00-13:00 金曜日9:00-11:00

【授業内容】 

日本語とスペイン語間の翻訳法を、性別ごとに違う言い回しや、文化の違いなどに着目しながら学びます。

日本語をスペイン語にすることが主です。

【テストの種類】

筆記(パソコンなども持ち込み可能)

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】

日本人の先生で、毎回朗らかに授業が進みます。話すスピードも聞きやすいです。文章を読んだ時の感覚や音読など、日本人学生ならではの活躍ポイントを与えていただけるので、授業に主体的に参加できる喜びを感じられます!

【課題の量、頻度、内容】

2回に1度宿題が出る程度で、どれも15分ほどで終わると思います。

2カ月に1度はペアワークの課題が出ますが、この授業にいるスペイン人はみんな日本語を学んでいる人たちなので、楽しく進められると思います。

【授業の雰囲気】

基本は日本人もスペイン人も国籍問わず発言していきます。先生から日本人だからこその意見などを質問されることも多いので、簡単に自分の意見を言えるように心の準備をしておけばばっちりです^^

この授業は、和やかな雰囲気の中、ペアワークやグループでの話し合いを通して友達がを作ることが出来ると思います!

【国籍問わず留学生の多さ】

★★☆

日本人は多いです。今年は約15人中4人が日本人です。

【おすすめポイント】

他の授業と違ってしっかりと内容を理解して、主体的に参加できることです。友達も作ることが出来ますし、楽しい気分で毎回参加することが出来ますよ!非常におすすめです^^

☆地理歴史学部

  Facultad de Geografía e Historia

地理歴史学部のおすすめ講義を1つご紹介します。

【講義名】
   Introducción de la historia del arte

【セメスターと日時】
  前期 月9:00~11:00 火12:00~14:00 木9:00~10:00

【授業内容】 
 ギリシャ・ローマ、ルネサンスまでの芸術について学ぶ
スライドで作品を紹介されながら、先生がひたすらしゃべるスタイルなので、完全には内容を理解できないです...

【テストの種類】
 レポートとプレゼン発表(個人で行う、先生と一対一で行うか授業中に行うか選べます)
 中世までの美術作品をいくつか比較するというもの。日本の作品と比較しても大丈夫だったのでとてもやりやすかったです。

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】
 若い男の先生で、話すスピードもゆっくりで留学生にとにかく優しいです。 日本文化に興味を持ってくれたり、レポートの評価も優しくしてくれました! この授業の押しポイントは先生です!

【課題の量、頻度、内容】
 課題はセメスター全体を通して1度か2度のグループワークがあった程度

【授業の雰囲気】
 基本は聞くスタイルで、発言したい子が自由に発言するスタイル。日本人は基本聞き専です(笑)
 人数は数十人いて、授業中に友達ができる雰囲気はないけど、基本的に人数が少ない学科で、どの授業も同じ顔触れで受けるので、私の時は一応仲がいい子が出来て、その子たちとグループワークをしました。

【国籍問わず留学生の多さ】
 ★☆☆
 ほぼ皆無。四年通う正規の学生の中国人やアメリカ人がいた。

【おすすめポイント】
 先生が可愛い、優しい、癒されます。良い点もくれます。

☆社会科学部  Facultad de Ciencias Sociales☆

社会科学部のおすすめ講義を1つご紹介します。

【講義名】Introduction to Political Science

【セメスターと日時】

後期  月曜日16時-17時、火曜日16時-18時

【授業内容】政治の基礎  英語開講 

【テストの種類】(成績評価)授業期間定期的に出される課題×4 50%+テスト50% テストは4/10取れば合格できます。 選択肢もあれば記述もある、色々混ざったテストです。

【先生の話し方や雰囲気などの特徴】

明るい若めの先生です!話すスピードは早いですが、はきはきとした英語なのでそんなに辛くないです。 ネイティブの喋り方ではないですが、そんなに癖がなくて聞きやすいかなり流暢な英語です。

【課題の量、頻度、内容】

前述したように4つあります。 そこまで重くないです!

【授業の雰囲気】

基本聞くだけです。 発言は求められますが、強制ではないです。 たまにプラクティスみたいな時間が始まりますが、簡単なゲームやペアワークが多めです! ペアいないと厳しいです…(笑)
授業は別に出席しなくても大丈夫だと言われました。
友達は特にできなさそうです…

【国籍問わず留学生の多さ】
★★☆

社学の授業は基本は留学生がゼロですが、この授業は英語開講なので3割くらい留学生がいます。

【おすすめポイント】
出席が強制じゃないので気持ち的に楽です。 この学部の授業にしては雰囲気が悪くないです^^

みなさん、いかがだったでしょうか?今回は私たちが受けてみておすすめだと感じた授業をご紹介しました。かなりの文字数になってしまったのですが、興味のある授業だけでもじっくりと読んで参考にしてもらえると嬉しいです^^

↓今回ご紹介していない隠れた名授業があるかもしれないので、こちらの授業の探し方の記事も是非チェックしてみてくださいね。↓

https://hola-salamanca.hatenablog.com/entry/2022/03/05/%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E7%95%99%E5%AD%A6%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%8E%88%E6%A5%AD%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%91%E6%96%B9

自分の学部の授業がセメスターごとに半分以上を占めることというルールにだけ注意して、気になる授業をいろんな学部から受講してみてくださいね!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!Hasta luego~~!